2012年10月18日木曜日

第63回 聴覚・鼻腔機能・平衡機能・そしゃく・言語…

今回は、聴覚・鼻腔機能・平衡機能・そしゃく・嚥下機能・言語機能の
障害用の診断書のチェック項目です。


鼻腔というのは、鼻軟骨の欠損や鼻での呼吸の障害であって、
平衡機能というのは、いわゆる肢体での障害の平衡機能障害でなく
内耳,その他からくる平衡機能障害のことです。

聴覚障害の「聴覚レベル」というのは、補聴器を使わない状態で
オージオメーターによって測定されたデシベル値での記載になります。

両耳の平均純音聴力レベル値が、90デシベル未満の場合には
最良語音明瞭度が記載されていなければ、等級判定出来ません。

平衡機能障害では、記載欄の閉眼での起立・立位保持,開眼での直線歩行,
自覚症状・他覚所見・検査所見が全て記載されていなければなりません。

そしゃく・嚥下機能障害の場合には、それぞれの記載欄にきちんと
必要な事が記載されていることが必要です。

咽頭全摘手術を行った場合には、障害認定日の特例に該当するので
障害の状態欄での現症日の日付に注意が必要です。

なお、この診断書の様式を用いる主な傷病は
メニエール病・感音性難聴・突発性難聴
頭部外傷や音響外傷による内耳障害・薬物中毒による内耳障害
外傷性鼻科疾患(鼻の欠損による鼻呼吸障害)
咽頭摘出後の後遺症・上下欠損等です。


次回は、肢体の障害用の診断書を見ます。


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