2012年10月2日火曜日

第54回 使用する診断書の種類

前回、診断書の種類は8種類あって、
障害や障害の部位によって使い分けるものだと書きました。

あくまで、障害が生じている部位に対して、一番適切な診断書を用いますが、
参考までに診断書の種類と主な傷病名を掲げます。


眼の障害用
・ ブドウ膜炎,緑内障,眼球委縮,網膜色素変性症,無水晶体症 等

聴力・鼻腔・口腔・言語の障害用
・ 感音性難聴,メニエール病,外傷性鼻科疾患,上顎腫瘍,咽頭腫瘍 等

肢体の障害用
・ クマ膜下出血、その他脳内出血の後遺症,上肢等の離断・切断
 
  パーキンソン病,変形性股関節症,脊髄損傷,進行性筋ジストロフィー 等

精神の障害用
・ そううつ病,統合失調症,てんかん性精神病,精神遅滞 等

呼吸器疾患の障害用
・ 気管支喘息,慢性気管支炎,肺結核 等

心疾患の障害用
・ 心筋梗塞,動脈硬化,狭心症,慢性虚血性疾患 等

肝疾患の障害用
・ 肝炎,肝硬変,肝癌,多発性肝膿腫 等

腎疾患の障害用
・ 慢性腎炎,性腎不全,慢性糸球体腎炎 等

血液・造血器・その他の障害用
・ 膀胱腫瘍,子宮頸癌,クローン病,HIV感染症 等


障害の部位により、診断書を使い分けるとは
例えば、同じ脳内の出血でも後遺症は様々です。
肢体に障害が残るケースが多く、肢体の障害用を使用する一方で
記憶に何らかの障害を生じる、高次脳障害の場合には
精神の障害用,言語に障害が生じた場合には言語障害用の
診断書を用いることになります。



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